長崎県手延素麺製粉協同組合の拠点である南島原市「須川(すかわ)」地域の手延べ素麺の由来は、今から330年あまり前にまでさかのぼります。
一般的には、あの有名な『島原の乱』で全滅した町民に代わり当時の徳川幕府は各藩からの「農民移民政策」を敢行しました。その際に生まれた「手延素麺」が現在に至っているものと言われていますが、一説には一人の無名の旅僧によりその製法が伝えられたという伝説もあります。これは島原の乱以前からの土着の住民が多数生き残っており、その事実からも伝来は直接中国から長崎を経てなされたという考えの方が理にかなているようです。
島原半島の環境は素麺づくりに適した土地であり、特に有家(ありえ)地方は『有家川』の豊かな水を利用した水車による石臼(うす)で粉を製造し、独自の素麺製法を編み出して今日に至っています。
12工程を30時間に及ぶ手作業と手間を掛け、独特の「コシ」と「粘り」をあわせ持ったきめ細やかな麺の質を保ったのが、「けんて」のブランド【島原の糸】であり、全国の食卓に毎日、その味をお届けしています。
お客様に『安心』と『安全』、そして『満足』を提供するために、日々研究と工夫を重ねているこの『島原の糸』と『手延十六雑穀麺』、オリジナルめんつゆ『まぼろしのつゆ』を是非お試しください。
長崎県手延素麺製粉協同組合員 一同
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